映画「ミスト」レビュー※ネタバレあり

こんにちは。なぎです。

 

私は実は漫画「進撃の巨人」の大ファンです。

二、三年前に作者がインタビューで「進撃の巨人」のオチに関して

「ミストのように絶望を与えるのもありだ」

というようなことを語っていました。

進撃の巨人が22巻まで発売され終わりも近づいてきたので考察系サイトを見ていたところこのインタビューを思い出し、「ミスト」を見てみました。

以下あらすじと感想です。

あらすじ※ネタバレ注意

激しい嵐の翌日、濃い霧を不審に思いつつデヴィットは息子と隣人とスーパーへ買い物に出かけた。

買い物をしていると霧がどんどんと濃くなっていく。すると霧の中から一人の男性が「霧の中に何かいる!」と叫びながら血を流してスーパーに逃げ込んできた。

霧から逃れるため店内にいたほかの客と一緒にスーパーに立てこもるデヴィット。

スーパーの外には不気味な生物がうじゃうじゃいることがわかる。

スーパーの中の人々との対立もありながらデヴィットとその息子を含めた五人の仲間でなんとか車に乗り込み外へ逃げ出す。

霧の中で超巨大生物を発見し、なすすべがないままただどこかへ車を進める。

しかし霧の真っただ中で車のガソリンが切れてしまう。

車内に絶望が広がるが、手元には銃弾四発が入った拳銃が。

不気味な生物に殺されるよりはと仲間四人を射殺し、自身は車の外に出て不気味な生物に殺されるのを待つ。

しかしなかなか殺されず、周りを見渡すとだんだん霧が晴れてくる。

霧が晴れるのとともに陸軍がやってきて最後にはデヴィットだけ救助される。

 

感想

ラストシーンが衝撃でした。本当に。

スーパーからやっと逃げて一安心だ!と思ったら超巨大生物が出現。

こんなのどうしようもないじゃん。ゴジラみたいな大きさだし。

ここでこの生物と戦って死ぬルートかな?と思ったらそうではなくスルー。一安心。

もう少し進んだところで車のガソリンが切れてここで映画が終わりかーと思ったらまだ。

一緒に仲間を殺すシーンはつらい。息子も殺してます。

しかも結構あきらめててあっさりしてた場面がなんとも鬱展開。

 

ここで終わってくれればまだバッドエンドの映画で済んだのに。。。

そのあとがひどい。

自分も死のうと思ったなかなか死ねなくて陸軍に救出されてしまう。

 

この後の人生どうなるんだろう。

こんな流れで生き残っても鬱間違いなしだし自殺までしちゃうんじゃないかな。

 

デヴィットが本当に可哀そうというか

ただただ落ち込ませる展開。

 

しかも先にスーパーを逃げ出した女性はすでに救助されてた。

 

あの時こうすれば。

とか思っちゃうけど、それは最後まで見たからそう思えるんであって。

あの極限状態じゃそんなこと誰もわからないし、誰の判断も正しいとか間違ってたとも言えない。

全員死亡よりも一人だけ生き残ってしまったっていう展開が主人公の視点からしたら余計に衝撃的で絶望感あふれる作品にしている。

見ているこっち側の視点なら陸軍が救助に来たし人類の破滅は免れたいい終わり方とも見える。

 

 

進撃の巨人との関係は?

この展開を進撃の巨人に当てはめて考えてみる。

全員死亡、処刑ルートはまだ絶望感とか衝撃が足りないから、誰か一人だけ生き残るルートかな。

だとしたらたぶん生き残るのはエレンだろう。

エレン的に最悪の事件が起こってエレンだけが生き残るとしたら、最悪の事件の内容はどんなものだろう。

 

一つ考えられるのは家族同然のミカサ、親友のアルミンをエレン自身の手で殺して、そのままエレンが生物兵器か実験体として生かされる

的な展開。

 

もしかしたら人々の処刑をエレンにやらせるかもしれない。

 

そうなったら鬱展開で他にないくない気持ちの悪いもやもやするエンドになるんじゃないかな。

 

予想でしかないからわからないけど。

 

それでは今日はこの辺で。